なんだか、天気が不安定な日が続きますね。
今朝も、クルマで隣区に抵当権設定書類を取りに行ったのですが、帰りに強い雨が降ってきました。
事務所に着くころには止み、しばらくすると日射しが出てきました。
週末は暑くなるようなので、体調に気をつけましょう。

さて、共有者の死亡と抵当権の抹消手続の話でも。

不動産の共有者がAとB、抵当権者がC。
  ↓
Aが死亡
  ↓
抵当権が消滅
  ↓
Aの相続登記未了


この状態で、BとCのみで抵当権の抹消登記をすることができるか?って話です。

ご存知のように、抵当権の抹消登記に関しては、共有者の1人から、保存行為として登記申請ができるとされています(民法第252条ただし書き)。
実は今までにも何度か受託をしていまして、これまでも上例で言うAの相続登記をせずに、BとCからの委任のみで抵当権の抹消登記をしてきました。

何度か他の司法書士から聞かれたこともありましたが、自分は死亡した共有者の相続登記をしないで、抵当権抹消登記をしていると回答してきました。
なぜ疑問が生じるかと言うと、登記申請書に死亡したAの住所氏名を登記権利者として記載しなければならないからなんですよね。

で、先日NSR3を覗いたら、今年発売になった、日本法令の「〔6訂版〕事項別 不動産登記のQ&A200選」Q118に掲載されていたようですね。
発売早々に購入したので、手元にある本だったのですが、全然知りませんでした。
改訂されると毎回購入しているのですが、困ったときの辞書として使用している本なので、じっくり見たことがありません。

結論から言うと、「Aの相続登記をすることなく、Bと抵当権者Cが共同して抵当権抹消登記が申請することができると考えます。」とのことです。
さらに登記申請書への記載ですが、「Aの住所氏名は登記記録のとおりに記載します」となっています。

これで、疑義が生じていた部分もクリアになりましたね。
ホント、登記手続きってハッキリしていない部分が多いので、厄介です。