電話での見積依頼

私の事務所は、広告を一切出していません。
タウンページに文字だけの掲載をしているのみです。
それでも、たまーに電話がかかってきますね。

一番多いのが「費用はいくらですか？」って内容です。
以前も書いたかも知れませんが、基本的に電話での回答はしません。
過去に失敗をしてから、そのスタンスを貫いています。

かなり前のことですが、電話で登記費用の問い合わせがありました。
抵当権の抹消で、土地と建物のみと言う内容でした。
登記費用を伝えると、後日来所するとのこと。

数日後に書類を持って事務所にいらっしゃったわけですが、内容を見てみると、物件は土地と建物・・・と、数筆の私道。
抹消する権利は抵当権・・・と、所有権仮登記と賃借権仮登記。
当然ながら、電話で伝えた費用ではできないわけでして。
それ以来、内容を目で確認してからでなければ、回答をしないようにしています。

抵当権等の抹消登記以外だと、相続登記の費用を問い合わせられることもあります。
相続登記の場合は、固定資産評価額が分からなければ登録免許税の算出ができませんから、そのように回答をしています。

それでも、場所と土地・建物の広さを言われて「大体で良いんですけど」と言われることがあります。
まぁ、普通に戸建てやマンションであれば「大体だと100万円あれば足りると思いますよ。まぁ、概算ですから足らない場合もありますけどね。」と回答をしています。
上記程度だと、実際には10万円から20万円程度が多いですが、それは結果論なので分かりませんからね。

「ふざけた回答をしている」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、こちらは至って真剣に回答をしていますので。