今日、銀行に抵当権抹消書類を受け取りに行ったときのこと。
銀行の担当者に返却書類を確認すると、「何もいりません。特に完了証は返却していただいても、誰の案件かわかりませんし。」
と言われました。

「私が申請した登記完了証なら、誰の案件かわかりますけど。」と言ってみましたが、よく分からないようだったので、何も返却しないことにしました。
まだオンライン申請をしている方は少ないんでしょうかね?

さて、標記の件。
長いので、以下「認定価格」とします。
本日、全会員宛てにFAXが送信されて来ましたが、平成24年度から認定価格が変わります。
まぁ、昨日から知っていましたので、昨晩ツイートしましたけどね。

一番使う木造・居宅の場合、東京だと現行の平米単価が68,000円のところ、平成24年度から86,000円になります。
うーん、ずいぶん急上昇ですよね。
1件、月初に見積した所有権保存登記があったのですが、再計算を出してみると、それなりに登録免許税額が上がっていました。
依頼者に説明をして納得していただきましたけどね。

今日、nsr2を見てみたら、この件に関するスレが立っていました。
東京よりも認定価格の上昇率が高い地域もあります。
今回の変更は、会計検査院が法務省に対して求めた結果のようです。
http://report.jbaudit.go.jp/org/h22/2010-h22-0095-0.htm
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/21/pdf/211023_zenbun-5.pdf

平成24年度は、固定資産評価額も変わり、土地の所有権移転(売買等)の登録免許税率も変わり、オンライン減税の最高額も変わります。
トータル的に見ると、税収が上がる方向になるような気がしますが、どうでしょうかね?