昨日に引き続き、今日も暑いぐらいの木曜日でしたね。
明日からは、若干気温も下がるようです。
さて、今回は商業登記のことを書きたいと思います。
初の「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」をしました。
「スーパー・ファストトラック・オプション」ですね。
なお、私の事務所では業務用ソフトを利用していますので、「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」に関しても専用の書式が装備されています。
そのため、法務省のソフトに関しては一切利用をしていませんので、その点はご了承ください。
依頼者とは今月の初めから会社設立に関する打ち合わせをしていました。
4月8日に事務所に来ていただき、印鑑証明書や本人確認資料のコピーを預かりました。
その後、私の方で書類を作成し、依頼者には届出用の印等を作ってもらったり出資の履行(定款作成日は4月8日)をしてもらいました。
4月19日に再度事務所に来ていただき、各書類への押印と払込をした通帳のコピーをして、これで準備は完了です。
その後、同日に都内公証役場の公証人と打ち合わせ。
まずはメールにて依頼をしていますが、その中に「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」の旨を記載しておきました。
公証人から電話が来て、「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」である旨を確認されましたが、若干、とまどっている様子でした。
あまり利用をする人がいないのでしょうか?
内容に関して問題が無いことを確認し、テレビ電話による認証日の日程を打ち合わせをしました。
結果、4月22日の9時30分にテレビ電話による定款認証をすることになりました。
4月19日に公証役場指定の銀行口座に手数料を振り込み、委任状等の全書類をレターパックで発送しました。
ここで気を付けなければならないことが。
従来なら、この時点(4月19日)で定款認証のオンラインデータだけは送信をしてしまいます。
しかし、今回はスーパー・ファストトラック・オプションなので、公証人にも「データは22日の朝一で送信しますので」と伝えました。
ところが、公証人から「データは先に送信してもらっても良いですよ」と言われてしまいましてね。
「いや、設立登記と同時申請なので当日でないとダメです」と説明をしました。
公証人も「あ、そうか」と。
やはり、あまり利用をする人がいないのでしょうか?
そしてもう一つ。
「24時間以内処理」ですね。
この制度を利用して登記申請をした場合、原則として24時間以内に登記が完了します。
その要件は以下のとおり。
今回は登記費用を現金で受け取りましたので、収入印紙で登録免許税を納付しました。
結論として、完全オンライン申請でなければ「24時間以内処理」の対象にはなりません。
次に申請当日(本日)の4月22日の流れです。
事前にオンライン申請用のデータは作成をして、電子署名もしておきました。
8時30分にオンラインデータを送信。
今回は地元の法務局管轄の会社だったので、申請後すぐに添付書類を持参しました。
登記申請に関して注意をする点は二つぐらいでしょうかね?
一つは「登記の事由」ですね。
今回は定款認証が最後の手続きとなるので「令和3年4月22日発起設立の手続終了」になります。
もう一つは各種手続きの順番ですね。
各種手続きの順番は以下のようになります。
1.発行株式の引受け(定款又は発起人全員の同意)
2.出資払込み
3.定款に記載がない場合は設立時取締役等の選任
4.定款認証以外のその他の手続き
私は今後の株式会社設立登記には、原則としてスーパー・ファストトラック・オプションを利用します。
ちなみに登記の方ですが、今回は「24時間以内処理」の対象となる内容ではありませんでしたが、本日の15時30分ぐらいに完了しました。
規模が大きくない、コンパクトな会社だったからでしょうね。
明日からは、若干気温も下がるようです。
さて、今回は商業登記のことを書きたいと思います。
初の「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」をしました。
「スーパー・ファストトラック・オプション」ですね。
制度自体は令和3年2月15日から始まっているので、すでに利用している方も多いと思いとはますが、私の事務所ではこの2か月間、株式会社設立の案件が無かったので今回が初となりました。
なお、私の事務所では業務用ソフトを利用していますので、「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」に関しても専用の書式が装備されています。
そのため、法務省のソフトに関しては一切利用をしていませんので、その点はご了承ください。
依頼者とは今月の初めから会社設立に関する打ち合わせをしていました。
4月8日に事務所に来ていただき、印鑑証明書や本人確認資料のコピーを預かりました。
その後、私の方で書類を作成し、依頼者には届出用の印等を作ってもらったり出資の履行(定款作成日は4月8日)をしてもらいました。
4月19日に再度事務所に来ていただき、各書類への押印と払込をした通帳のコピーをして、これで準備は完了です。
その後、同日に都内公証役場の公証人と打ち合わせ。
まずはメールにて依頼をしていますが、その中に「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」の旨を記載しておきました。
公証人から電話が来て、「オンラインによる定款認証及び設立登記の同時申請」である旨を確認されましたが、若干、とまどっている様子でした。
あまり利用をする人がいないのでしょうか?
内容に関して問題が無いことを確認し、テレビ電話による認証日の日程を打ち合わせをしました。
結果、4月22日の9時30分にテレビ電話による定款認証をすることになりました。
4月19日に公証役場指定の銀行口座に手数料を振り込み、委任状等の全書類をレターパックで発送しました。
ここで気を付けなければならないことが。
従来なら、この時点(4月19日)で定款認証のオンラインデータだけは送信をしてしまいます。
しかし、今回はスーパー・ファストトラック・オプションなので、公証人にも「データは22日の朝一で送信しますので」と伝えました。
ところが、公証人から「データは先に送信してもらっても良いですよ」と言われてしまいましてね。
「いや、設立登記と同時申請なので当日でないとダメです」と説明をしました。
公証人も「あ、そうか」と。
やはり、あまり利用をする人がいないのでしょうか?
そしてもう一つ。
「24時間以内処理」ですね。
この制度を利用して登記申請をした場合、原則として24時間以内に登記が完了します。
その要件は以下のとおり。
1.役員等が5人以内であること
2.添付書面情報が全て電磁的記録により作成され申請書情報と併せて送信されていること
3.登録免許税が収入印紙ではなく電子納付により行われていること
4.補正がないこと
今回はこの要件のうち、二つが満たされていませんでしたので、「24時間以内処理」の対象外でした。
一つは「2」ですね。
電子定款以外は書面による提出でした。
もう一つは「3」です。2.添付書面情報が全て電磁的記録により作成され申請書情報と併せて送信されていること
3.登録免許税が収入印紙ではなく電子納付により行われていること
4.補正がないこと
今回はこの要件のうち、二つが満たされていませんでしたので、「24時間以内処理」の対象外でした。
一つは「2」ですね。
電子定款以外は書面による提出でした。
今回は登記費用を現金で受け取りましたので、収入印紙で登録免許税を納付しました。
結論として、完全オンライン申請でなければ「24時間以内処理」の対象にはなりません。
次に申請当日(本日)の4月22日の流れです。
事前にオンライン申請用のデータは作成をして、電子署名もしておきました。
8時30分にオンラインデータを送信。
今回は地元の法務局管轄の会社だったので、申請後すぐに添付書類を持参しました。
登記申請に関して注意をする点は二つぐらいでしょうかね?
一つは「登記の事由」ですね。
今回は定款認証が最後の手続きとなるので「令和3年4月22日発起設立の手続終了」になります。
もう一つは各種手続きの順番ですね。
各種手続きの順番は以下のようになります。
1.発行株式の引受け(定款又は発起人全員の同意)
2.出資払込み
3.定款に記載がない場合は設立時取締役等の選任
4.定款認証以外のその他の手続き
払込みは、定款作成日以降の日から申請を行うまでの間にを行う必要があります。
従来からテレビ電話による定款認証とオンラインによる登記申請の双方を利用してる方であれば、スーパー・ファストトラック・オプションを利用した方が時間短縮にもなるのではないかと思います。
ただ先ほども書きましたが、公証人から「データは先に送信してもらっても良いですよ」など、この方式とは異なることを言われてそのとおりにしてしまうような方や、そもそも不安がある方は利用しない方が良いと思います。そして、上記「3」の設立時取締役等を定款で定めなかった場合の選任は、払込み(出資の履行)が完了した後でなければすることができません(会社法第38条第1項)ので、上記の順番が前後がないようする必要がありますよね。
今回は4月8日が定款作成日で4月19日が払込日でしたが、定款作成日・払込日・申請日が同日でも問題ありません。従来からテレビ電話による定款認証とオンラインによる登記申請の双方を利用してる方であれば、スーパー・ファストトラック・オプションを利用した方が時間短縮にもなるのではないかと思います。
私は今後の株式会社設立登記には、原則としてスーパー・ファストトラック・オプションを利用します。
ちなみに登記の方ですが、今回は「24時間以内処理」の対象となる内容ではありませんでしたが、本日の15時30分ぐらいに完了しました。
規模が大きくない、コンパクトな会社だったからでしょうね。